臨床検査として測定できる項目が増え、診断にも様々なコンセンサスが提唱され始めた昨今、正しい検査法によって正しい検査値を得ることは、当たり前のようですが、実際のところまったく混沌としているのが現状です。日々の診療の中で、信用できない検査結果が得られたり、検査項目間での辻棲が合わなかったりして、頭を悩ませた経験は誰しもあるのではないでしょうか。
今年度の年次大会では、正確な臨床検査のために、いま私たちができること、をテーマに構成を考えました。教育講演では、普段の診療において正しい検査ルーティーンが実施できているかに焦点を当てました。守られねばならない最低ラインが間違いなく実施されているか、各自改めて点検していただきたく思います。そしてシンポジウムでは、各分野の検育のプロをお招きしています。我々の信じている測定値が、いかにあやふやな物なのか、その裏側を暴いていきたいと思います。細胞診・ドライラボでは例年どおり米国専門医をお招きし、質の高いディスカッションが行われるものと期待しております。
本学会のコンテンツが、普段の検査の中で何を信じ、何を得ればよいのかのヒントになれば幸いです。
大会長 西飯直仁(岐阜大学)
2022 年 9 月 1 日(木) ~ 9 月 30 日(金)
オンライン開催
(一部、生配信の可能性があります)
正確な検査のために、いま私たちができること
大会長:西飯直仁(岐阜大学)
実行委員長:米澤智洋(東京大学)
2022 年 4 月 1 日 最終更新のプログラムです。
詳細は随時更新しますのでお楽しみに!
『正しい検査ルーティーンを身につける』
モデレーター:井手香織(東京農工大学)
ビョーキは作れる!? ウソの結果をもたらす、検体取扱いの落とし穴
その検査の値、どこまで信じる? 院内測定の限界を知る
それって今日診断できます! 内分泌検査機器アップデート
自動CBCを鵜呑みにしない! 塗抹検査で正しく補正できる
『意外と知られていない動物医療の臨床検査事情』
モデレーター:早川典之(日本獣医生命科学大学)
ナルホド納得、生化学・免疫学的検査結果の作り方
鏡検にどこまで近づいた血球計算装置
検査結果に納得できる?検査管理と基準範囲
それでは検査結果を考えてみよう
獣医臨床病理学に関わる演題
犬猫に限らず、大動物、野生動物など幅広く募集します。
募集期間:2022 年 6 月 1 日(水)~ 6 月 30 日(木)
発表は「8分間」とします。
優秀な発表は表彰させていただくとともに、日本獣医臨床病理学会誌へのご寄稿をお願いすることがございます。
抄録はMS-Wordで以下の各項目を明記して下さい。
スライド動画の作成方法、提出先は演題募集終了後、発表者の方へご案内致します。
募集期間:2022 年 4 月 1 日(金)~ 5 月 31 日(火)
連絡先: (日本獣医臨床病理学会事務局)
メール件名に【細胞診・ドライラボ】とご記入をお願い致します。
会員 | 3,000 円 |
非会員 (獣医師等) |
5,000 円 |
動物看護師 | 2,000 円 |
学生 | 1,000 円 |
申し込み受付は本ウェブサイト上にて行います。受付開始まで、今しばらくお待ちください。
オンライン・コンテンツ内でのバナー、販促動画等の枠を企画しております。
詳しくは事務局(
)へメールにてお問い合わせ下さい。