本大会のテーマは「動物種を超えて考える臨床病理学」です。
獣医臨床病理学は、動物種を問わず、生体の状態を客観的に評価し、病態を理解するための共通言語として発展してきた実践的学問です。しかし、国内では、それぞれの分野が高度に専門化する一方で、異なる動物種や領域の知見に触れる機会が少なくなっているように感じています。
そこで本大会では、小動物臨床のみならず、産業動物や野生動物の臨床病理学にも目を向け、それぞれの分野で培われてきた知識や技術を共有することで、新たな視点や発想を得る機会を提供したいと考えています。
大会長講演では、国際動物臨床病理学会(ISACP2026 in Brazil)での活動、急性相蛋白SAAの産業動物分野での活用と本年度からのNOSAI保険収載、さらにはイルカを対象とした臨床病理学研究などを紹介しながら、動物種を超えた臨床病理学の可能性と将来展望について考えます。
続く企画シンポジウム「再考!牛と犬猫の臨床検査 〜異なる分野から学ぶ特徴と利点〜」では、牛および犬猫の第一線で活躍する講師陣をお招きし、各分野で発展してきた最新の臨床検査学とその実践についてご講演いただきます。
一方、基礎的な教育講演も提供し、多様な分野からの一般演題も募集します。加えて、各種動物種の検体を使った顕微鏡ディスカッションやハンズオン・トレーニングも企画しています。
本大会が、分野や動物種の垣根を越えて交流し、新たな連携や研究・診療の発展につながる場となることを期待しています。小動物臨床、産業動物臨床、研究機関、教育機関など、多様な立場の皆様のご参加を心よりお待ちしております。
また、本大会の趣旨にご賛同いただける企業・団体の皆様には、ぜひ協賛ならびにご支援を賜りますようお願い申し上げます。本大会は、小動物および産業動物分野の参加者が一堂に会する貴重な機会であり、普段は接点の少ない分野間の交流が生まれる場として、企業の皆様にとっても新たな情報発信や連携の機会になるものと考えております。皆様のご支援が、本学会ならびに獣医臨床病理学のさらなる発展につながるものと確信しております。
動物種は異なっても、生体反応を理解しようとする臨床病理学の根本は共通しています。他分野の知見の中にこそ、自らの分野を発展させる新たなヒントが存在すると私は考えています。
本大会が、日本の獣医臨床病理学の新たな発展の契機となることを切に願っています。
鹿児島大学 共同獣医学部 教授
大和 修
日時:2026 年 10 月 11 日(土)
場所:日本獣医生命科学大学 E棟
東京都武蔵野市境南町1-7-1(アクセス)
大会長:大和 修(鹿児島大学)
※タイムテーブルを掲載しております
ハンズオン・トレーニングは事前予約が必要です(予約が集中した場合、正会員を優遇します)。
※見逃し配信は全ての講演ではありませんのでご承知おきください
当日登録も受け付けております
◯ 正会員
◯ 非会員
◯ 後援学会会員
今年も獣医臨床病理学にまつわる一般演題: 症例報告、研究発表を募集いたしますので、ふるってご応募ください。例年通り、アワードもご用意いたします。
日本獣医臨床病理学会会員、非会員に関わらず、また獣医師、愛玩動物看護師など資格に関わらず応募頂けます。
獣医臨床病理学、臨床検査学に関する発表を募集します。
他学会および学術誌等で未発表のものに限ります。
共同演者がある場合、全員が発表内容を確認し、発表に承諾している必要があります。
口演(発表8分、質疑応答4分)
Microsoft Powerpointを使用します。
スライドのアスペクト比は16:9を標準としますが、4:3でも問題ありません。
USBフラッシュメモリや外付けSSDなどのメディアでスライドファイルをご持参頂き、会場設置のPC(windows)を使用してご発表頂きます。Macでの発表をご希望の方はPCをご持参ください。
COI(利益相反)がある場合(.pptx)
COI(利益相反)がない場合(.pptx)
日本獣医臨床病理学会ウェブサイトからご応募ください。
募集期間: 2026 年 7 月 27 日(月)〜 8 月 28 日(金)
演題登録時に以下の情報が必要となります
研究発表においては、結果の公正な解釈のために、利益相反に関する情報を発表冒頭のスライドに記載してください。
臨床研究や動物を使用した実験研究の場合は、臨床試験倫理委員会や動物実験委員会等における承認が必要です。
症例発表では個人情報の保護に留意してください。明らかに研究を目的とした侵襲や介入が行われる場合には、症例発表であっても倫理委員会等による承認が求められることがあります。
応募頂いた内容については学会実行委員による事前審査を行います。倫理等の問題を含む研究については発表をお断りする可能性があります。
発表終了後、本学会理事、監事および学会実行委員にて構成された選考委員会で審査を行い、優れた発表に優秀発表賞(アワード)を授与します。優秀発表賞は大学教員を含む全ての発表者が候補となります。
犬、猫、産業動物、その他動物種にて血液塗抹の症例を募集します。
判断に迷う症例、動物種特有の変化があり教育的な症例等、ぜひご応募ください。
昨年に引き続き、【企業主催ワイワイセミナー】も含め、多彩なご協賛を企画させていただいております。
ご希望の企業様は事務局へお問い合わせください。
日本獣医臨床病理学会 事務局
東京都板橋区小豆沢 2-9-19
tel. 03-5916-0180 fax. 03-5916-0181
e-mail.